MENU

友だち追加

頭痛の鍼灸治療院

東京都板橋区仲宿32-9

営業時間 10:00〜20:00
定休日 月曜日・木曜日
電話番号 080-6791-7870

都営三田線 板橋区役所前 徒歩4分
国際興業バス 仲宿 徒歩4分

女性特有の頭痛と自律神経

スネをどこかにぶつけて痛くない人はいません。その時、額に汗をかいたり心臓の拍動が早くなったりすることにも何も疑問を持ちませんよね。しかし、脳は痛みという感覚を介して交感神経を興奮させ、そこにある「危機」に対応させようとしているのです。

世界の伝統医学の中には発熱している人に対して、さらに発熱物質を与えるというものがあります。それは「これは大変だ!早く熱を下げなければ」と体に感じさせることを目的としているのだそうです。体に「危機」を再認識させて、解熱する「機能」を賦活させるといったところでしょうか。

刺激に反応させるという意味では、鍼灸にも似たところがあります。鍼で細胞を破壊することは体にとって侵害的ですが、本来の「機能」を引き出すためには、それが必要なのです。スネの痛みが心拍を増加させるように、鍼灸の刺激部位から離れた場所の血流が増加しても不思議ではありませんよね。鍼灸はそれが意図的ですから、脳を騙す作業と言えるかもしれません。

現代は交感神経優位の社会と言われることがよくあります。しかし、交感神経が活発に働くことは決して悪ではありません。副交感神経とのバランスが取れないことが問題になるのです。その結果、体が緊張することによる肩こりをはじめ、PMSや更年期の頭痛でお悩みの方が増えています。

よく耳にする「自律神経の調整」をミューズ的に解釈しますと「自律神経の反応を予測して体に備わっているフィードバック機構にきっかけを与える作業」といった感じです。ここで気付いてほしいのは、自律神経を調整しているのは施術を受けている本人だということです。お薬などの受動的作用とは違い、鍼灸の刺激に反応して自ら能動性を活発にした結果バランスが取れるのです。施術者は鍼を操作しているに過ぎません。

鍼灸は自律神経に的確にアプローチできるとっても便利な道具で、痛みもなく頭痛の施術において大きな役割を果たしてくれます。もし、鍼灸が苦手な方はお申し出いただければ他の方法で施術を行います。また、ご相談やご質問がございましたら、いつでもご連絡をお待ちしております。

目次